十五夜や十三夜は今でも広く親しまれている行事ですが、十日夜(とおかんや・とうかや)はあまり耳にすることがなくなりました。
月を愛でるというよりその年の稲の収穫に感謝するという意味合いが強いため、今の生活には実感が伴わないのかもしれません。
旧暦の10月10日は稲刈りが終わり田の神が山に帰る日。
人々は、たわわに実った稲穂の刈り上げを終え、また来年も豊かな恵みがありますようにと祈りました。
お餅や里芋、大根などのお供え物をしたり、過ごし方は地域によって様々にあったようです。
行事はなくなっても自然の恵みに感謝する気持ちは忘れてはいけないことですね。
0コメント